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開催報告
TeSH (Tech Startup HOKURIKU) DEMODAY 2025を開催
33件のギャップファンド採択テーマを発表
2025年11月14日(金)、金沢駅前のANAクラウンプラザホテル金沢で、第2回目となる「TeSH DEMODAY 2025」を開催しました。午前中のオープニング・セッションは、200席の会場に多くの立ち見が出る盛況で、TeSH統括責任者 JAIST 寺野学長、金沢大学 和田学長の挨拶、文部科学省 溝田産業連携推進室長の来賓祝辞、プログラム代表 JAIST 内田特任教授の概要説明のあと、日本ベンチャーキャピタル協会会長のジェネシア・ベンチャーズ 田島代表取締役が特別講演をし、“技術革命の時代へ”と題して熱く語って頂きました。
TeSH採択ギャップファンドは、オープニング・セッションに続き4件の2024年度ステップ2を発表、午後にはライフサイエンスとその他の分野で二つの部屋に分けて、それぞれ採択されたステップ2、ステップ1の順で発表しました。
なお、当日は、JAIST主催の「Matching HUB Hokuriku 2025」と同時開催しました。両イベントの総来場者は1,416名。そのうちTeSH DEMODAY参加者は、449名でした。
来賓挨拶:文部科学省 溝田産業連携推進室長
11月10日(月)に高市政権のもと開催された日本成長戦略会議(第1回)において、総合経済対策に盛り込むべき重点施策にスタートアップが項目として掲げられており、“ディープテック強化”や“大学発・高専発スタートアップや起業家人材の育成の強化”が謳われている。文科省としても引き続き力を入れていく。
TeSHは、参画大学・高専を3つのグループに分けてきめ細かくマネージするなど、独自の取り組みが高く評価されている。また10月に私も参加したが、BioJAPAN 2025で開催された全国9つのプラットフォームから推薦されたステップ2のコンペで、TeSH代表の都先生(JAIST)が最優秀賞に選ばれた。北陸には質の高いシーズあることを象徴するもので、今後の継続的な発展を期待している。
特別講演:日本ベンチャーキャピタル協会会長
ジェネシア・ベンチャーズ 田島代表取締役
(過去)イノベーションの源泉は、インターネットの普及による情報の流通性向上やソフトウェアによるものが中心だった。起業家が生まれる場所も、東京都内など一部に集中していた。⇒(現在)源泉が革新的な技術へと拡大し、生成AIが進化を加速させている。国立研究所、高専、大学など、全国の研究地から有望なディープテック・スタートアップが生まれている。
技術革命はノンバーバルだからこそグローバルのプレイヤーと戦って勝っていく必要がある。情報革命の時代とは異なり、分母が日本から世界へと変わった。
求められる視座の転換「主語を世界に」:「地方を代表する会社」ではダメ。「北陸発世界で通用する会社」を生み出す必要がある。そして日本を再び、成長軌道へ。
TeSHの概要:TeSHプログラム代表 JAIST 内田特任教授
- 参画大学・高専をスタートアップの実績から3グループ(実績有;I、1社程度:B、実績無し:T)に分けて支援し、2024年度、2025年度ギャップファンドで45件のステップ1、9件のステップ2を採択した。この実績を通して、スタートアップ環境が整備され、かつステップ1に採択されたグループTの1機関がグループBに、またステップ2に採択されたグループBの3機関がグループIに昇格した。将来、全機関グループIを目指す。
- 来年6月にJAISTが幹事校として、産学連携学会金沢大会が開催される。学会シンポジウムとして、全国のPFにお集まりいただいて、スタートアップ・エコシステム共創プログラムによる地域スタートアップの創出を議論する。
- TeSHでは、8月25日に福井(150名)、9月22日に東京(170名)、9月26日に富山(150名)、そして本日金沢DEMODAYと、怒涛の4都市連続イベントラリーを実施してきた。唯一の4都市連続制覇者として、富山県商工労働部スタートアップ創業支援課主事の室谷拓人氏に寺野学長より記念品を授与した。
ステップ1、ステップ2ギャップファンド33件の発表
ギャップファンドの発表は、ステップ1がピッチ7分、Q&A3分、ステップ2がピッチ12分、Q&A3分とした。Q&Aを設けたのは、一方的なプレゼンでは、シーズへの理解が深まらないため、Q&Aの議論の中からシーズのポイントを理解して頂くためである。このQ&Aの質を高めるために、TeSHとしては初めて、大学スタートアップの分野で実績のある4名の方にコメンテータを依頼した。コメンテータは、発表者をエンカレッジするとともにビジネス面から適格なアドバイスをして頂いた。
ライフサイエンス分野コメンテータ
(株)ジェネシア・ベンチャーズ 土岡 由季様
(株)プロメテウス 市村 慶信様
テック・環境・芸術分野コメンテータ
PnO代表 岡島 康憲様
CIC Tokyo General Manager 名倉 勝様
