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開催報告

第1回Tech Startup HOKURIKU(TeSH) DEMO DAYを開催
34名のVC・アクセラレータが金沢に集結

2024年11月13日に、ANAクラウンプラザホテル金沢において、第1回Tech Startup HOKURIKU (TeSH) DEMODAYを、今年11回目となるMatching HUB HOKURIKU 2024と共同開催をしました。
会場では、令和6年度のTeSHギャップファンドプログラム(ステップ1)に採択された21テーマを、“90秒ピッチ会”ならびに“ポスター展示”で公開しました。また、同時に非公開で開催した”プレミアムセッション“においては、34名のVC・アクセラレータが参加し、スタートアップ創出に向けたステップ1の中間評価を実施しました。

1.90秒ピッチ

TeSHのプログラム代表である金沢大学の中村理事の冒頭のご挨拶のあと、研究代表者が、一人90秒のピッチ形式で、ステップ1採択21テーマを紹介しました。

金沢大学理事 中村副学長からのご挨拶

2.ポスター展示

TeSHの概要と21テーマのポスターを展示しました。会場で同時開催のMatching HUB HOKURIKU2024の来場者も加わって、多くの来場者がポスター会場に集まり、白熱した意見交換が展開されました。来場者から、どれも大変レベルが高く、かつ事業化に向けて意欲の高い方がそろっており、大変感銘を受けたとの感想がありました。

ポスター展示会場

3.プレミアムセッション

<参加VC・アクセラレータ:18社、34名>
スタートアップ創出に向けて、より深い議論をするためにTeSHに登録している事業化推進機関(VC・アクセラレータ)と守秘義務の覚書を締結した上で、クローズドなプレミアムセッションを同時開催しました。

プレミアムセッションの様子

プレミアムセッションでは、事業化推進機関の方に、(1)21テーマの中間評価(S,A,B,C評価)、(2)個別面談のアンケートをしました。アンケートの集計結果は、以下の通りです。

(1)中間評価

採点結果から、S100点、A80点、B40点、C20点とした結果、TOP3は以下のテーマとなりました。

第1位:76.8点 金沢医科大学:西園 啓文講師

テーマ『特定波長光照射による精子活性化装置の開発と事業化』

第2位:70.4点 北陸先端科学技術大学院大学:栗澤 元一教授

テーマ『点眼によって後眼部疾患を治療する革新的ナノ粒子の事業化』

第3位:69.6点 福井県立大学:濱野 吉十教授

テーマ:『微生物由来ポリカチオン性ペプチドを応用したバイオ医薬の消化管吸収と経口投与法の開発』

(2)面談希望のアンケート結果

21テーマ中19テーマに、事業化推進機関から面談希望がありました。1テーマに対する最大の面談希望件数は8社でした。この結果は、研究代表者にフィードバックして、今後具体的な連携に向けた面談を進めていく予定です。

4.まとめ

プレミアムセッションにおける事業化推進機関の参加者は18社から34名に達し、多くの投資家が北陸に目を向けてくださったことで、今後の北陸地域のアカデミア発スタートアップの創出に向けて大きく希望が持てた機会となりました。ステップ1からステップ2に昇格するためには、事業化推進機関の“伴走”と“申請書の共同提案”が必須です。今後、プレミアムセッションを起点としてマッチングを進め、2025年2月までに事業化推進機関の確定を目指す予定です。